のうんちく講座

家康が天下を取ったヒケツは？

江戸幕府をつくった徳川家康（とくがわいえやす）。同じ時代を生きた織田信長（おだのぶなが）の激しさや、豊臣秀吉（とよとみひでよし）のたちまわりのうまさと比べると、なんとなくドンくさいイメージ。派手さはないけど、でも結局、最後に天下統一を果たすのは、こういうタイプだったというわけね。
その人生はガマン続き。少年のころは敵対する大名の家で人質（ひとじち）生活、38歳の時には信長によって妻と長男が死に追いこまれ、49歳では、天下統一した秀吉に、都から遠い田舎だった江戸に移り住むことを命じられるの。それでもめげずにじっと時機を待ち、秀吉が死んだ後、とうとう天下をとるのね。そうして始まった江戸時代は、３００年近くも続く長い平和な時代になったわ。家康がそれまでの人生で学んだ知恵をつくして幕府の体制をつくったおかげね。

◇徳川家康（フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』）

◇織田信長（フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』）

◇豊臣秀吉（フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』）

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