健康豆知識

【炭で快適生活】

古人の知恵、現代に活かそう

癒し・浄化・活 ヒ・消臭・マイナスイオン効果・塩素を吸着したり、遠赤外線効果まで…。ご家庭ですぐ試せる炭の効用を集めてみました。
炭の種類古来から使われている炭はかつては生活必需品でしたが、電気やガスに取って代わられました。でも昔ながらの利用法は素材の美味しさを引き出し、野外料理には欠かせないものとなっています。 木を窯の中で熱して炭化させたものが『炭』です。灰になってしまわないのは空気を入れずに熱するから。また作り方や原料によって一口に炭と言っても次のようにいろいろなものがあります。

◆黒炭…燃料用が主ですが最近では調湿用にも使用されています。軟らかくガサガサして黒い炭です。

◆白炭…高温で均一に炭化するためとても堅く、遠赤外線を多量に含んで導電性も高い。孔と呼ばれる穴の中にミネラル分も多く含む。叩ぐと金属音がします。白っぼく見えるために白炭といわれています(代表的なもの=1備長炭)。

◆練炭・豆炭…石炭が原料で、時間は持つが臭いがします。燃料用。練炭は円筒状で穴が開いている七輪によく使うもの。豆炭は3cm位の豆状であんかなどに使います。

◆竹炭…竹を焼いて作る炭で消臭・調湿効果は黒炭の10倍だそうです。

◆木酢液…木炭を作るときに出る煙を冷却液化して得られる樹木のエキスのようなもの。液中には、200種類以上もの成分が含まれていて、植物の生育促進、防虫、防菌、消臭の効果などがあり、多くの注目をあびています。

 

【炭の効用】

炭にはいろいろな使い方や効用があり、上手く活用すれば快適なエコライフにもつなげることが出来ます。

◆飲料水…水道水のトリハロメタンやカルキ臭を吸着してミネラル(カルシゥムやカリウムなど)水になります(1リットルにつき約50g)。

◆炊飯…前出の様にミネラル水になることに加え、ぬか臭さを取りふっくら美味しく炊きあがります(3合につき約50g)。

◆冷蔵庫…脱臭効果はもちろんのこと、野莱や果物から出るエチレンガスを吸着し、熟成や老化を防止する(竹炭3〜5本をキッチンペーパーに包んで使用)。

◆湿気防止・防虫…米びつや海苔の缶に入れると湿気ったり虫がわくのを防ぎます。

◆除湿・消臭…押入などの除湿や消臭に。床下の湿気取りやカビ・シロアリ・ゴキブリも防いでくれます。

◆空気清浄・癒し…リビングに竹炭をかごなどに入れて飾っておくと消臭や空気清浄効果の他、マイナスイオンが発生ずるので気分もリフレッシュ!疲労回復や快適感を促し、タバコの煙や臭いも吸着してくれます。

◆電磁波防止…テレビやパソコンの周辺に置くと電磁波の予防・空気清浄効果で快適に。

◆大事なペットに…トイレに炭を置いたり、木酢液を薄めた水を垂らすと臭い防止の他、強力な殺菌効果があるので清潔に保てます。

◆花瓶や金魚鉢…水が浄化されて長持ちします。カリウムで魚も元気に(入れすぎると弱るので注意・水ーリットルに対し、約20g)

◆洗濯…竹炭のミネラル成分が汚れを分解、きれいに洗いあがります。洗剤量も半分程でよく、環境にも◎。
水と洗濯物を入れた洗濯機の中に、洗剤と竹炭をいれ、普通に洗濯します(つけ置きすろとさらにきれいに)。

◆入浴…塩素や湯あかをとり、溶け出したミネラルとマイナスイオン効果で疲れが取れます。お湯がまろやかになり、湯冷めしにくくなります。美肌効果もあり、遠赤外線パワーで血行を促し、寝付きも良くなります。軽く水洗いした竹炭をネットに入れ、水から沸かせばOK。木酢液の入浴剤などもあります。

※最後には粉砕し、土に混ぜて自然に帰しましょう。土壌を良くし、環境に優しく使い終えることが出来ます。炭ってスゴイですね。

[2008.2.5 up]